無制限プランとは?
UQモバイルには「無制限プラン」があります。無制限プランとは、月々のデータ容量上限がないプランで、データ通信が使い放題です。
音声通話機能なしSIMは月額1,980円です。容量消費を気にせず、長時間ネット通信を使いたい人に向いているプランとなります。
この無制限プランには、デメリットもあり、データ通信量が無制限な分、通信速度は500kbpsに制限されています。そのため、オンラインゲームや高画質の動画は、快適には利用できません。
UQモバイルキャンペーン
UQモバイル無制限プランの通信速度
UQモバイルの無制限プランの最大通信速度は500kbpsです。実際はこれ以上の通信速度が出ており600kbps~1500kbpsも出ます。
UQモバイルの無制限プランでは500kbpsと謳っておきながら実際はその倍以上の速度が出ているのは、UQモバイルがauの通信回路と同じものを利用しているのでauと同じぐらいの高速通信が出ているからです。
UQモバイルにはauであるKDDIの資本がいっぱい入っていて実質的に子会社で、キャリア並みの優遇を受けているからこそ無制限プランでも倍以上の速度が出ていると考えられます。
UQモバイルの接続IPアドレスは、auの接続IPアドレスと一致しています。au本体と同じ通信経路を利用しているため、、au回線同等の通信速度が出ています。
UQモバイルはKDDIの資本が32.26%入っており、KDDIの社長の田中孝司氏が会長をやっているため、他の格安スマホ(MVNO)に比べて通信速度が優遇されています。
他の格安スマホ(MVNO)は、docomo、au、ソフトバンクと関係していない会社が運営している会社が多いので通信速度については恩恵を受けていません。
500kbpsを超えることはあっても、下回ることは少ないです。それでも注意しておきたいのは、3日で6GB以上使うと速度制限がかかり200kbpsに落ちます。
3日間で6GB使う為には500kbpsの通信速度で26.6時間使う計算ですので、よっぽど使わない限りは規定の容量6GBを超えることはありません。
無制限プランおすすめできる人は?
- 音楽のストリーミングを沢山する
- 画質は低くても良いから、動画を長時間見たい
- 通話なしなら解約違約金がないので試してみたい
- 月額2000円程度の安い料金で通信速度は遅くても良いからネットを使い放題にしたい
無制限プランで動画は視聴できる?
UQモバイルの無制限プラン500kbpsは実際600kbps~1500kbpsも出ますが、それでも高画質の動画を視聴しようとすると、ブツブツと動画が途中途切れてしまい思うように再生できません。
そのため、無制限プランでは低画質の動画を視聴した方がスムーズに再生できるでしょう。
通信速度とyoutubeの画質の目安です。
- Youtube(144P:低画質) 0.3Mbps以上
- Youtube(360P:低画質) 0.5Mbps以上
- Youtube(480P:中画質) 1Mbps
- Youtube(720P:高画質) 2Mpbs
- Youtube(1080P:超高画質) 3.5Mbps
スムーズに再生できる中での最高画質は240pです。240pは、粗い映像となりますので、ギリギリのクオリティです。
粗い画質が嫌な場合は360pでも見れなくはありません。360pは再生が止まる回数が増えます。それでもローディングになっているわけではありません。5秒〜10秒ぐらい待たされますが、最後までは再生できます。
この様な視聴の仕方は、快適に見れるとは言えないですが、全く見れなくもありません。
500kbpsの通信速度で何ができる?
- LINE 画像送受信や通話やメール
- ビデオ通話
- 音楽ストリーミング
- Webページの閲覧
- インスタグラム
- ゲーム
- メール
- ブログ
- ニコニコ動画 低画質
- netflix 低画質
- hulu 低画質 288p
- U-NEXT低画質
WEBサイトへのアクセスやSNSなどの利用については、全く問題ありません。
画像が多いと読み込みに時間が掛かりますが、その間に本文などのコンテンツは表示されているので、画像を早く見たい場合でない場合は不便さを感じません。
それにUQモバイルの場合デフォルトでバースト機能が付いていますので、ページのファーストビュー(最初に見える部分)の読み込みが速いので最初の部分が、なかなか開かないことはありません。
バースト転送とは、初速が5Mbsまで上昇したあと500kbps付近まで下がるように、初速を最大通信速度以上に速くする機能です。ページ読み込みの最初の瞬間だけ回線速度を早くして見える部分だけサクッと表示する機能です。
無制限プランで速度が遅くて使いにくい時は?
無制限プランを契約して速度に不満を感じた場合は、2つの対処法があります。
①無料で通信速度150Mbpsの高速プランに切り替えられる。
「無制限プラン」は、「高速プラン」へプラン変更が可能です。
音声なし同士でのプラン変更が可能となっており、「音声通話なしプラン」から「音声通話付プラン」への変更は不可となっていますので、一度解約して新規契約するしかありません。
切り替えは、My UQ mobileにログインして、契約内容から無料で変更ができます。
②いつでも解約違約金はなし
通話回線なしのデータ無制限プランを契約すれば、最低利用期間がありませんので、いつ解約しても解約違約金が発生しません。
参考:違約金|UQモバイル公式
「高速プラン」「スマホプラン」と無制限プランを比較
プラン | 月額料金 音声通話 | 高速通信容量 | 通信速度 |
---|---|---|---|
高速プラン | 980円 | 3GB | 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps |
無制限プラン | 1980円 | 無制限 | 受信最大500kbps |
スマホプランS | 1980円 | 3GB | 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps |
スマホプランM | 2980円 | 9GB | 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps |
スマホプランL | 3980円 | 14GB | 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps |
「高速プラン」「スマホプラン」の速度は150Mbpsに対して、「無制限プラン」の速度は500Kbpsですので、無制限プランは30分の1まで通信速度が落ちる計算になります。
しかし実際に使用すると、「無制限プラン」は、ネットのページを開くのに3秒程度の時間が掛かりますが、そのくらいの時間であれば気にならないレベルの方であれば問題ありません。
速度を求めるなら間違いなく「高速プラン」「スマホプラン」です。ただし、これらのプランは通信容量に上限があり、通信容量が大きいプランは月額料金が高くなります。
ネットの速度は遅くなっても、料金を安くとにかく長時間使いたい、低画質動画でも良いから長時間に視聴したい人は「無制限プラン」でも良いでしょう。
無制限プランでデザリングはできる?
テザリングは、無制限プランではおすすめできません。確かに通信量の上限はありませんが、速度が速いわけではありませんのでパソコンでネットをするには遅いです。
500Kbpsというのは、スマホでネットをする場合にはストレスのない範囲の速度でありますので、ノートパソコンなどでネットをするには、最低でも1Mbpsはないと厳しいです。
ではデータ高速プランならデザリングは可能か?ですが通信量の上限が3GBですから速くても容量が少ないです。デザリングするならWiMAXが最適でしょう。
無制限プランは人気はある?
現在のUQモバイルで人気のプランは、高速通信データ容量と通話機能付きで最低月額1980円の「スマホプランS」が支持されています。
LINEが普及しましたが、まだまだ電話を利用する人は多くいます。その為、スマホプランに人気が集まります。また、家族割が適用できるのも通話定額プランでありますから、毎月500円割引を受ける意味でもお得となっています。
次に人気なのが「高速プラン」です。通話は要らない、月額料金は980円と永遠と変わらない、高速データ通信容量は3GBとそれなりにあるなど、余計なものを省いて月額料金が安いプランなので支持されています。
電話を使わない人にとっては、高速プランの方が理に適っていると言えるでしょう。
高速通信を求めるならUQ Wimaxとの併用が望ましい
UQ WiMAXの通信速度は下り最大440Mbpsと高速です。速度面では不自由することはありません。ただ、データ容量使い放題となるギガ放題プランは月額4380円とデータ無制限プランより高くなります。
UQ Wimaxだけ契約していては電話ができませんので、UQモバイルの最安プランSの月額1980円を契約することになります。そうなると、合計で月額6360円の支払いとなります。
無制限プランで使い放題は良いが、速度が遅くて使い物にならない場合は、Wimaxとの併用が理に適っているでしょう。
Wimaxがこんなに速度が速いのはWiMAX 2+の周波数帯が、最も高い「2.5GHz」であるからです。しかし、速度が速いがゆえの欠点もあります。この高い周波数帯が、屋内でつながりにくいことと大きく関係しています。
データ通信では、電波の周波数が高ければ高いほど直進性が強くなり、通信速度が速くなります。また、1秒間に送られるデータ量も多くなります。高速で大容量のデータを送信できるのはメリットですが、問題は、直進性が高いことです。
直進性が高いというのは、電波が屈折することなく、真っ直ぐに届くということです。衛星への通信では、大気圏を突き抜けることができる、直進性の強い電波が使われます。
しかし、「真っ直ぐに進むのが得意」というのは、言い換えると、「障害物を避けながら電波を送るのが苦手」ということです。
そのような性質から、Wimaxは高周波数帯の電波は建物内や大きなビルの近くといった場所では、電波が障害物に反射してしまい届きにくくなります。また、雨や雪にも電波が反射して、弱くなる傾向があります。
その点、低周波数であるUQモバイルのLTEは直進性が弱く、障害物があるときに、回り込んで電波が届く性質があるので、建物内でも比較的つながりやすいのです。
参考:電波とは